電子工作が動かないときの考え方

このページは、Raspberry Pi Picoを使った電子工作で「動かない」と悩んだときに、原因を順番に切り分けるためのまとめページです。

「LEDが光らない」
「ボタンを押しても反応しない」
Raspberry Pi Picoで電子工作をしていると、こんな“困った”に必ず一度は出会います。

コードも配線も合っているはずなのに動かない。
何から確認すればいいのか分からず、手が止まってしまう。

このページは、そんなときに最初に見てほしい案内ページです。

ちなみに、電子工作では一発で動かないのが普通です。
むしろ、何も直さずに一発で動くことの方が稀だと思ってください。

配線、部品の向き、ピン番号、コードの条件。
どこか一つでもズレていると、思った通りに動かないことがあります。

でも安心してください。
動かなかったときこそが、いちばんスキルアップできるタイミングです。

「なぜ動かないのか?」を順番に確認していくことで、
配線の見方、コードの読み方、考え方が少しずつ身についていきます。


このシリーズで扱うこと

このシリーズでは、正解コードを並べるのではなく、
「動かないときに、どう考えて切り分けるか」をテーマにしています。

電子工作のトラブルは、ほとんどの場合、次のどこかで止まっています。

  • 出力(LEDなど)が正しく動いていない
  • 入力(ボタンなど)が正しく取れていない
  • コードの判断(if文など)が思った通りに動いていない

このシリーズでは、
まず「LEDが確実に光る状態」を作り、
そこから順番に原因を切り分けていく
方法を紹介します。


よくある「動かない」状態

まずは、いま起きている「状態」に近いものがないか、
ざっと見てみてください。

当てる必要はありません。
「これかも?」と思ったところから読めばOKです。

  • LEDがまったく光らない
  • LEDが思ったタイミングで光らない
  • ボタンを押しても反応していない気がする
  • コードを書き換えても動きが変わらない

これらの状態について、
原因を一つずつ切り分けて確認するのが、このシリーズの目的です。

具体的な確認方法は、以下の記事で順番に紹介しています。


記事一覧(この順で読むのがおすすめ)

どこから読んでも大丈夫ですが、
迷ったら【#0】から読み進めてみてください。


電子工作が動かないのは、失敗ではありません。
理解を一段深めるチャンスです。

このシリーズが、その手助けになればうれしいです。